朝日ファミリー劇場「桃太郎」をみました

 

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みなさんこんにちは。日本列島には台風が接近し、今日から開幕予定だった夏の甲子園も二日間の順延が決まりました。松江では、今日明日と二日間の予定だった水郷際も延期になってしまいました。楽しみにしていた方も多いでしょうからとても残念です。私個人的にも、週末は私のパワースポット「大山」に通う予定だったのが中止になってしまい残念でした。

さて、今日は予定が変更になり、私は家族と一緒に、当事務所近くの島根県民会館で開催された朝日ファミリー劇場「桃太郎」をみてきました。

これは朝日新聞主催で、ファミリー向けのミュージカル劇場です。確か私はこれが2回目になります。

今回の桃太郎の劇では、桃太郎がお爺ちゃんお婆ちゃんと幸せに暮らしていたところ、よその島から鬼たちがやってきて、農作物や金銀財宝を強奪していきました。鬼たちは、自らは農耕作業などをせずに、人間たちの村にやってきては農作物や金銀財宝を強奪することを繰り返して生活していたようです。

お婆ちゃんは、桃太郎を授かったことを、「子供に恵まれなかった自分たちに、神様が宝物を授けてくれた。大事な息子だ。」といって桃太郎が鬼の成敗に行くことに否定的でしたが、お爺ちゃんは、「桃太郎は、鬼を成敗して世の中の人たちを幸せにするためにこの世に生まれてきたのだ。」と言って、桃太郎を鬼の成敗に送り出しました。お爺ちゃんが世の中の幸せを考える利他の心と勇気をもって桃太郎を送り出したことに感銘を受けました。

旅には犬や猿、キジが一緒について行ってくれました。数々の苦難を味わいながら、桃太郎たちは鬼を成敗しました。桃太郎は鬼たちを成敗した後、最後に鬼のボスの息の根を止めることが出来たのですが、それをせずに、桃太郎は鬼のボスを生かしました。悪いことをして自分たちを苦しめた相手です。本当なら死ぬほど憎いはずであり、最後の息の根をとめてしまってもおかしくないはずです。鬼のボスに最後のとどめをささなかった桃太郎の心に優しさに触れるとともに、人は何かのきっかけで変わることができると信じる桃太郎の心を感じました。生き延びた者は、相手に対して恩義を感じるとともに、その拾った命を大切にして更生してその後の人生を過ごしてくれる、私はそのような人間の心の触れ合いがとても大切に感じております。

鬼のボスは命拾いし、鬼たちの前で、「これからは我々も田畑を耕していかないと生きていけない時代が訪れたのんだなぁ。」と言い、部下の鬼たちと一緒に農耕作業を始めました。

鬼のボスのこのことばは、企業経営者にとってはとても大切なことに思えます。過去のビジネスモデルが通用しなくなり、それでも過去のビジネスモデルにしがみつきついには会社を倒産させてしまうことが世の中にはたくさんあります。鬼のボスは時代の変化を感じ取り、新しい時代に対応できるよう、すぐさま舵をとったのです。

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 最近は、実際に業績が落ち始めてから新たなビジネスモデルを考えるのでは遅くて、業績好調のときから、5年後10年後のことを考えて次のビジネスモデルへの移行を考えておくことが求められています。そこまでいかなくても、この鬼のボスのように一度の挫折からすぐさま時代の変化を感じ取り新しい時代への対応を始めることは、企業や国家を守る上で欠かせないことになっているといえます。

 単なるファミリー劇場ではなく、大人でもビンビンと感じさせてくれた劇場でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝日ファミリー劇場「桃太郎」をみました