松江南高校職業教育「生き方講座」の講師を務めました

今日は、松江南高校に行き、1年生向け職業教育「生き方講座」の講師を務めてまいりました。

この生き方講座は、平成19年から講師を務めさせていただいており、今年で8年目になります。

毎年のように、「高校生に何の話をしようか」と悩むのですが、今年は、弁護士の仕事の中身などよりも、まさに「生き方」や人生観、私の考える、生きていく上で大切なことをお話しするようにしました。司法試験に合格するまでの自分の取り組みや弁護士になった後のことを絡めながらです。

具体的には、

①人生は善いことも悪いことも、自分の思った通りにしかならないこと。

②そのためには、強烈な思いを心に抱き、寝てもさめてもそのことを考え、その思いの実現のために一心不乱で取り組み、言い訳ができないくらい一生懸命に取り組むことが大切なこと。これについては、例えば、勉強でも部活でも、本番前に目を瞑り胸に手を当て、これまでの自分の取り組みを思い出せば感極まるくらいの強烈な思いと取組み具合が必要ということです。昔のラグビー早明戦の試合前に、両校のフィフティーンが円陣を組みながら感極まっていたことがありましたが、そういう感じです。私の経験でいえば、私は司法試験を9回受けましたが、合格した年は、いつも通っていた予備校の自習室に挨拶と感謝の一礼をしてから試験会場に向かい、試験会場では、目を瞑り胸に手を当てて、心を清めていたところ、感極まるものを感じ、「自分はこれだけ頑張れたんだ」と自信をもって本番に臨めたことなどをお話ししました。

③何事も、自分の取り組むことを好きになること。私は弁護士なので、弁護士という仕事にスポットを当てましたが、仕事を好きになることが大切です。好きなことをすればストレスは感じません。もちろん、好きなことをするから楽しいです。これを嫌々やっていたのでは、楽しくないしストレスが溜まるばかりか、生産性が上がらず、成果も出ないので時間だけが無為に過ぎていきます。是非、自分の取り組むことを好きになって楽しくやって欲しいことをお話ししました。

 

松江南高の生徒さんの心に少しは響いてくれていたら幸いです。

そういえば、ちょうど10年前の11月10日に、私は司法試験に合格しました。

もう10年なんですね。あのころのことは今でもよく覚えています。あの頃、一生懸命頑張ったから今があります。人生は積み重ねですね。

 

 

 

松江南高校職業教育「生き方講座」の講師を務めました