障がい者虐待防止について講演しました

本日は、雲南市木次町のチェリバホールで開催された、雲南圏域障がい者地域自立支援協議会研修会にて、「障がい者虐待に関する法的対応」と題してお話しさせていただきました。

私は、数年前に結成された雲南圏域「高齢者」虐待防止対応専門職チームの専門職弁護士として活動させていただいておりますが、2年前に結成された雲南圏域「障がい者」虐待防止対応専門職チームにも専門職弁護士として加わっております。

今回は、顔なじみの専門職メンバー3名(私と社会福祉士さん2名)で、司会1名と講師2名に分かれて担当させていただき、私は、講演の前半部分として法的側面から障がい者虐待についてお話させていただきました。

暴行などを加える身体的虐待のみならず、最近は障がい者の年金や預貯金など財産を不法に取得する経済的虐待の事案も増えており、いずれも発見・対応が遅れると取り返しのつかないことになります(暴行などの発見が遅れると生命や身体の安全が損なわれますが、経済的にもお金を使ってしまったら返してもらうのは困難ですよね…)ので、早期発見・早期対応が大切になります。

また、後半部分のお話を担当していただいた社会福祉士さんの、介護現場での小さなことから虐待の芽を摘んでいく姿勢はとても勉強になりました。自分の専門外の領域のプロの方のお話ってたくさん得るものがありますよね。積極的に吸収していきたいと思いますし、自分で対処できないことをスムーズに訊ける関係を築くことが大切だと感じました。

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障がい者虐待防止について講演しました