松江の方は当然ご存じかと思いますが、毎年松江では、神有月である10月に、松江水燈路というイベントをやっています。
10月の毎週末に、松江城周辺をライトアップする光のイベントです。
ご覧の通り、堀川遊覧船も夜間ライトアップで特別運行します。
同じ光のイベントでも、神戸のルミナリエなどととは趣を異にしますね。
松江らしいとても趣のある、しっとりした味のある雰囲気です。この雰囲気は松江ならではではないでしょうか。おそらく他の町でマネをしても、松江水燈路のような趣は出ないと思います。色々な飾り付けやアイデア、イベントなども松江人ならではの感性によるものだと思います。
私のようなヨソから来た人間にとっては、松江人の感性を味わう最高のイベントだと思います。私は、週末、松江にいる時は必ず水燈路に出掛けております。
ただ、他方で感じたのは、「屋台以外にお金を落とす場所がない」ということです。
これだけ人が集まって、ボランティアの人も含めて多くの人が動いているのに、広い意味の松江にとって、イベントそのもので考えれば、お金が「出ることがあっても、入ってくるものがない」ことです。
色々なイベントがあって、「もう少し洗練すればお金をとれるのに…」と思ってしまうこともあります。
大阪人の血が流れる私にとっては、そちらを考えてしまいますが、これって不謹慎な発言なんでしょうか??
おそらく、松江人の感性からすると、ここで儲けようという気がないのでしょうね。
これはいい悪いって話ではありません。私はそれぞれの文化の多様性を楽しんでいます。
松江水燈路