最高の道楽?

 

 先日、広島県庄原市(旧比婆郡東城町)にある谷繁元信球歴館を訪れました。島根県の皆様には、「江の川高校の谷繁」といえば分かりやすいでしょうか。谷繁氏は横浜ベイスターズから中日ドラゴンズに移籍し、中日では監督も務められました。また、出場試合数は、野村克也氏を抜いて歴代最多の3021試合になります。

 谷繁氏は、中学までを広島県の東城町で過ごし、球歴館は実家を利用したようです。球歴館を切り盛りしているのは谷繁氏のご両親で、入館料は一人300円です。球歴館には、グローブ、ユニフォーム、記念写真など谷繁グッズが所狭しと並べてあり、野球少年だった私は、少年に戻ったように谷繁グッズを手に取り、館長を務める谷繁氏のお父さんとツーショット写真を撮らせてもらったりと最高に胸が躍りました。私としては、谷繁球歴館が「旅のハイライト」だったかもしれません(笑)。おそらく、全国の野球ファンがこの球歴館を訪ねたら、私と同じような行動をとるのではないでしょうか。

 入口には、「谷繁囲碁道場」との看板が残っており、球歴館のために特に新しく改装した様子はありません。当時の応接間などにグッズを並べただけでお金は殆どかかっていないはずです。他の選手では、「〇〇記念館」というちょっとした小奇麗な記念館を建てておられる方もおられますが、谷繁球歴館はそれとは一線を画しています。味があります!何だか親しみがあります。根っからの「野球オヤジ」であったであろうお父さんが、息子の足跡を残すために自己満足的に息子のグッズを所狭しと並べた感じです。それでいいんです!そして、私達のような野球ファンが心ときめかせて喜んでいる!

 お父さんが、息子のものを自己満足かもしれないけれどありったけ展示し、それをみたファンが大喜び。単なる自己満足的な道楽のはずが、野球ファンからすると最高の楽しみになっています。自分の好きなことをやっただけのはずが、他人からも喜んでもらえる。」。これって最高の道楽ですね!

内部の写真なども撮らせていただきましたが、よく考えると、谷繁氏のお父さんにブログなどに掲載していいか確認したのか記憶が定かではありません。ですので、今回は写真は掲載しないようにします。ご興味のある方は是非現地に足を運んでください!

 

 

最高の道楽?