こんばんは。日にちが替わってしまいましたが、6月16日は、北海道に行って札幌総合法律事務所の企業経営勉強会を視察しました。
羽田経由で新千歳空港にはお昼前に着きましたので、そこからレンタカーを借りて支笏湖(しこつこ)に寄って札幌入りしました。
ドライブして思いましたが、やっぱり北海道の自然はいいですね。空港から支笏湖までの森林を走るドライブは爽快そのものでした。山陰で言えば、大山環状道路のブナの森のドライブに、さらに「誰もいない」というか「人がいない」感が加わって、まさに大自然の中をドライブしているようでした。「森林浴ドライブ」とでもいいましょうか、ドライブしながら森林浴を味わっている気分でした。
支笏湖では早速ランチで、支笏湖特産のヒメマス(チップともいうそうです)料理を食しました。ヒメマスは、6月から8月が漁期だそうで、今が一番美味しい時期です。店員さんの勧めもあり、写真の通り、ヒメマスの刺身と塩焼きの定食を食しました。
ヒメマスの刺身は、サーモンのような外見ですが、あっさりしていてそれでいて甘みもあり、上品でヘルシーな食べ物でした。また、塩焼きも、余計な脂がなくあっさりしていていました。最近私は、脂の多い肉を食べれなくなっているので、こういうあっさりしたヘルシーな食事は大変ありがたいです。
食事の後は、遊覧船に乗りました。支笏湖の遊覧船は、船からの景色を楽しむだけでなく、船の下のスペースに入って水中遊覧を楽しむことができるのが特徴でした。写真の通り、湖底を泳ぐ魚を真近で見ることができ、子供がいれば水族館感覚で喜びそうな感じでした。また、カルデラ湖ですから、突然水深が深くなったりする様子や、火山が噴火してできた岩盤(柱状節理)など大人も十分楽しめる内容でした。また、湖底から温泉がプクプク湧いている場所もありました。
支笏湖は、全国屈指の透明度を誇るだけでなく、周囲41キロと宍道湖と同じくらいの大きな湖です。今日はあいにくの雨でしたが、天気のいい日に改めて訪れたいと思いました。
遊覧船の後は、札幌に向かう前に、支笏湖沿いにある丸駒温泉旅館で一風呂浴びました。ここの温泉は火山性の温泉で、鉄分が多い感じで、内湯は透明ですが、茶色い湯の花が浮いています。露天はややぬるめで白緑色に濁っています。こういう色や成分って、火山性の温泉の特徴なんでしょうね。私の過去に行ったところでは、活火山焼岳の近くにある岐阜県奥飛騨の平湯温泉がこんな感じで、透明ながら湯の花が出ていたり、白緑色に濁っていたり、さらには乳白色に濁っていたりしました。
この丸駒温泉旅館の面白いところは、自然露天風呂と言って、湖の畔から温泉が湧き出ているところを岩で囲っただけのお風呂があることです。お風呂の水位が湖と同じになるようになっていて、今日は水位が140センチもあって浴槽がかなり深かったです。
いい温泉につかった後は、いざ札幌に向かいました。日弁連の委員会でいつもご一緒させていただいていた札幌総合法律事務所の弁護士舛田雅彦先生が、マスダアカデミーという企業経営勉強会を毎月1度開催されているので、それを視察させていただいたのです。
舛田先生は、コンサルタントとして唯一の国家資格である中小企業診断士の資格をもっておられ、これまでの弁護士業務の殻を破って新しい職域、活動範囲を作り上げようとされています。
私が中小企業診断士の資格をとるかは別として、弁護士業務に限定することなく、自分が社会のお役に立てるようにするにはどうすればいいのか、社会が弁護士に対して何を求めているのか考えるきっかけになりました。何をすればいいとかいうマニュアルがある訳でもなく、社会はそんな単純な訳でもないので、今回のように先進的取り組みをされている方を視察して勉強させていただく機会をつくることは大切なことだと思いました。