みなさんおはようございます。
一昨日は、私が理事を務めている社会福祉法人仁多福祉会の役職員等施設研修会・永年勤続表彰のため、奥出雲町に出掛けてまいりました。ちなみに、私は、仁多福祉会さんとは、数年前から、顧問弁護士として契約させていただいておりまして、今年からは理事に就任させていただきました。
仁多福祉会は、奥出雲町内に、特別養護老人ホーム、ホームヘルプやショートステイなどを行う訪問・通所介護事業所、保育所など16の施設を経営している社会福祉法人です。職員数は348人。奥出雲町としては、かなりの巨大な組織です。
さて、今回は、新理事長の下、新たな企画として事業所視察会などが開催されました。
お昼すぎに三成町に集まり、バスで移動しながら、養護老人ホームや保育所を視察させていただきました。
今回まわった施設はどれも建て替えなどした施設のようで、とても立派なものでした。利用者の方々はとても快適に過ごされているようで、何よりでした。また、職員の方々も、きれいな施設で気持ち良くお仕事ができているものと思います。
それから、保育所の子供たちがとても可愛かったです。私は突然親の気持ちになり、できるだけ自分の子供と多くの時間を共有したくなりました。
施設研修会が終わり、玉峰山荘に移動し、今度は理事長による研修会ということで、~社会福祉法人仁多福祉会の経営理念、組織、事業内容について~と題した講演を聴かせていただきました。
仁多福祉会の現状、組織、経営理念などに続き、奥出雲町における人口構成や人口動態をもとにこれからの展望についてお話をきかせていただきました。
理事長は、お寺のご住職をされているだけあって、経営理念には、「利他の心」が溢れる思いを入れておられて、とても共感できました。私自身の価値観と共有できるものがあり、仁多福祉会の活動により一層ご協力していきたいなと思いました。
他方で、これからの仁多福祉会を支えていくために、利用者ニーズを踏まえたビジネス的な観点からもお話されており、理事の立場としては、とても頼もしい理事長でした。
仁多福祉会は、市町村設立型なので、ダメになったら町が面倒みてくれる的に公務員的な発想になりがちですが、市町村から脱皮自立していくために、顧客ニーズを追求して財政面にも気を遣い、ビジネスとして自立していくことを考えていくことは、大きな前進ではないでしょうか。また、他方で、お坊さんとしての心の部分を大切にしておられ、この絶妙なバランスがシビれてしまいます。
とても、いいお話を聴かせていただき、私は今まで以上に、仁多福祉会に愛を感じ、できる限りのご協力をしていきたいと思いました。
ちなみに、今回の理事長のお話の中で、顧問弁護士として私が取り組まなければならない部分としては、
総務部門としては、人事・労務管理、諸規則改正、コンプライアンス
研修部門としては、社内研修としてのリスクマネージメントや虐待、人権など、その他法人内外での研修
リスクマネージメント部門としては、事故対応マニュアルの策定や事故対応
福利厚生部門としては、従業員へのリーガルサービスとして無料法律相談(顧問企業の従業員様には初回相談料無料で対応しております)の提供などがあります。
その他、商売人の私としては、事業展開や営業・広報などにも興味があります。
研修が終わり、今度は、永年勤続表彰式がありました。
勤続10年、20年、30年の方々が表彰されており、雇用者と被雇用者相互の感謝の思いが込められており、とても微笑ましいものでした。
その後は懇親会があり、とても盛りだくさんな一日となりました。