7月24日(土)は、大阪の関西大学で開催されたスポーツ法シンポジウム~地域スポーツとスポーツ基本法~に出席しました。
このシンポジウムは、私が入会している日本スポーツ法学会と、大阪弁護士会スポーツ・エンターテインメント法実務研究会、関西大学が主催したものです。
スポーツ法学会の大きな集まりは、年末の総会と夏季研修があり、私は総会には毎年参加しているのですが、夏季研修には今回初めて参加しました。
シンポジウムの内容としては、まず、<W杯南ア大会を振り返って>と題して、元セレッソ大阪の森島寛晃さんと関西大学の客員教授をされているサッカージャーナリストとの対談でした。
次に、スポーツジャーナリストの二宮清純さんによる基調講演<スポーツと地域振興>があり、最後は、二宮さんや大阪弁護士会の弁護士、大学の研究者らによるパネルディスカッション<地域スポーツの発展とスポーツ基本法>が行われました。
私個人的には、二宮清純さんの講演に聞き入ってしまいました。
法律家としての立場としても、スポーツは、単なる余暇としての存在を超えて、現代社会では健康増進、生き甲斐、地域コミュニティの活性化など人々の幸福追求に寄与する価値があります。そう考えると、スポーツ権という名のもと、基本的人権として保障する意味があるのではないかと思います。
基本的人権としてのスポーツ権が保障されれば、これまでの全くの個人の趣味、学校や企業での意識高揚のために行われていたものの枠を超えて、地域や行政も巻き込んでどんな人でもスポーツを楽しめる世の中になっていくのではないかと思います。
私も、微力ながら、そのような活動に貢献していければと思っております。
スポーツ法シンポジウムに出席しました