1月23日は、午前中から安来市伯太町ふれあい会館にて安来市体育協会主催のスポーツ指導者研修会にて講師を務めました。
今回は、指導者ばかりではなく、保護者の方も出席して下さりました。指導者と保護者が共に協力し合いながら、子供達のスポーツ活動を盛り上げていけるといいですね。
講演が終わり、今度は、翌日に京都で日本弁護士連合会の弁護士業務改革委員会の委員長会議が開催され、私は島根県の委員長として出席予定でしたので、京都に車で移動でした。
まずは講演で疲れた体を癒すために、皆生温泉のオーシャンで1時間程休憩し(お風呂に二回入り、その間に昼食もとりました)、元気100倍!になって、京都まで運転しました。
途中、米子自動車道の雪が心配でしたが、大きな天気の崩れはなく、ちょうど3時間で京都に到着しました。
夜は前夜祭ということで京都の歴史や文化を勉強させていただきました。
翌日は会議まで少し時間があったので、島根県出身の陶芸家である河井寛次郎さんの記念館を見学に行く予定でしたが、あいにく月曜日は休館だったので、予定を変更して二条城に行きました。
写真は二の丸御殿です。二条城は、小学校や中学校の社会科見学で何度も訪れていたので、見新しいものはありませんでしたが、「うぐいす張り」の廊下の音が懐かしさをそそりました。それにしても、うぐいす張りもそうですが、このような細やかな繊細な技術が今日の日本を支えてきたのでしょうね。
写真は、二の丸庭園です。石組みなどかなり凝ったものでした。そういえば庭園といえば足立美術館ですね。久しぶりに足立美術館に行きたくなりました。
さて、肝心の業務改革委員長会議ですが、今回のテーマは権利保護保険(弁護士費用保険)と
弁護士専門認定制度についてでした。権利保護保険というのは、保険で弁護士費用を賄ってもらうという制度で、皆さんも、自動車保険に入られる際に、弁護士特約に加入するか訊かれたりしたことがあると思いますが、それです。
そして今回最も議論が白熱したのは、弁護士専門認定制度の導入についてです。
これは、例えば、「A弁護士は離婚の専門家です」などと、日弁連が認定し、認定された弁護士は、その分野の専門家として広告などができるという制度です。
この制度に関しては、専門家というのを日弁連が認定するにしてもどのような基準で認定するのか(試験を課したり研修受講などが案として挙がっています)、専門家じゃないと仕事がまわってこなくなって特に若手が新規に仕事を受任できなくなるのではないか等の反対意見が根強く、制度の導入まではまだまだ時間がかかりそうでした。
こんにち、HPなどインターネットで弁護士の広告が盛んに行われており、市民の「~専門の弁護士を探したい」という要請はある程度満たされてきている現状があります。そのような中、今敢えて日弁連が、各分野の専門家を認定する制度を創設することの意味があるのか、その意義を問い直す必要があるように思います。
写真は、ニセコグランひらふスキー場より撮った夕焼けの羊蹄山です。