函館出張 中小企業関連団体との意見交換会

 9月1日は、日弁連と函館弁護士会主催で、函館市の函館国際ホテルにて、中小企業関連団体との意見交換会が開催され、私も日弁連の委員として出席させていただきました。
 全国各地で開催される中小企業関連団体との意見交換会は、昨年度の熊本、青森、新潟、今年度の和歌山、米子に続いて6か所目となります。私の大きな役目は、これまでと同じく、島根での取組み報告でした。

 今回の意見交換会は、出席者40名と米子の時に比べてかなり少なかったですが、かなり濃い内容の会議となりました。

 中小企業関連団体からの出席者の方から特に多かった意見は、倒産事件における弁護士の対応についての意見でした。

 弁護士の側からは、かなり色々な事情を検討した上で仕方なく破産に至っているのであり、決して簡単に破産を選択している訳ではない旨の説明などがありました。弁護士の業務が世間からあまり理解されていないのだということを感じる内容でした。

 ただ、弁護士の側としても、世間の要請や動きなどを考え、より柔軟な対応をしていくべきであろうと考えさせられました。
 そういう意味では、米子の意見交換会で発表のあった、弁護士と金融機関が協力して企業を再生させた事例は貴重な事例になります。私の方からは、金融機関と弁護士がある意味協力して企業のために活動していくべきではないか、という趣旨のことをのべさせていただきました。

 また、ある弁護士さんからは、中小企業を支援するということは、その企業で働く従業員とその家族、さらに取引先などにも影響を与えるものであり、まさに人権問題としての性質を持っているとの意見もありました。
 我々弁護士は、中小企業を支援していく中で、世のため人のため、社会のお役に立とうと思って仕事をしていくのだということを忘れてはならないと思いました。

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 写真は函館山からの夜景です。携帯の画像なので、後ほどデジカメの画像に差し替えさせていただく予定です。

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