島根県下経営指導員等研修会(於 平田商工会議所)の講師をしました

10月8日は、平田商工会議所にて、島根県下経営指導員等研修会の講師をして参りました。島根県内の商工会議所及び商工会の経営指導員の方々対象の研修会でした。
講演のテーマは、「正しい事業承継の進め方 ~息子に会社を継がせるには~」でした。
 なぜこのようなテーマになったかと申しますと、事業承継の中でも、息子に会社を継がせたいといった事業承継における親族内承継の類型は、民法の相続関係や会社法の知識が必要になり、弁護士が最も活躍できる場面であるのにもかかわらず、弁護士へのアクセスが必ずしもスムーズになされていなかったという現状があったからです。
 ですので、今回は経営指導員の方々に、弁護士がどのようなことをできるのか知っていただこうとの気持ちで講演をさせていただきました。
 これまで、弁護士は裁判以外の様々な法的問題に対応できるのにもかかわらず、世間では「弁護士には裁判を頼む。裁判以外のことは他の専門家に頼む」というイメージが定着していたようです。私は、弁護士が提供する裁判以外の法的サービスを皆様に知っていただくことで(特に経営指導員の方々に知っていただくことは重要です)、社会の隅々まで法の支配・法的サービスが行き渡るよう活動を続けていこうと思います。
 なお、私が所属している日本弁護士連合会の中小企業支援プロジェクトチームでは、上記のような観点から、中小企業の経営者の皆様に弁護士の法的サービスを広報する活動をしております。中小企業の経営者向け弁護士業務の広報用DVDも作成しました。
興味のある方は日本弁護士連合会に問い合わせてみて下さい(当HPのリンク先からアクセスできます)。

島根県下経営指導員等研修会(於 平田商工会議所)の講師をしました