11月26日は、島根県森林組合連合会で、「コンプライアンス(法令遵守)について」講演しました。
コンプライアンスということばを最近よく耳にするようになりましたね。要は、法などの社会の決まりを守って不祥事を起こさないようにし、企業を発展させていきましょうということです。
昨今、赤福や船場吉兆など企業の不祥事は尽きることなく発生しています。さらには、法を守るべき検察庁ですら、証拠を偽造し、犯人を隠避するという事件が発生しています(検察庁の事件の場合、被告人は犯行を否認していますが…)。
社会では、企業が不祥事を犯さないように色々な法を作ったりコンプライアンス体制を整備したりしていますが、不祥事は尽きることがありません。
不祥事をなくすためには、コンプライアンス体制の整備とともに人間の心をきれいにすることも必要ではないでしょうか。悪いこと、してはいけないことをしようとする人間の心をいつも耕して、常にきれいな心にしておく必要があると思います。
ちょっとした悪いことを許してしまえば、そういうことを許してしまう組織の風土が出来上がってしまって、いつの間にか取り返しのつかない不祥事へと発展するのです。だからこそ「ちょっとした悪いこと」の段階で芽を摘む必要があるのではないでしょうか。
健全な組織・会社にするためには、よく、「社員の意識」を変える必要があると言われます。
もっと言えば、
「社員の意識は、社長の意識の鏡」
であると言えます。そうすると、社員の意識を変えるには、社長が意識を変えていかないといけないといえます。
今回の講演では、私の事務所での経営理念と行動規範を例に出しながら、出席していただいた皆様に清く正しい心をもって経営にあたるというのはどういうことなのか、考えるきっかけを掴んでいただこうと思いお話させていただきました。
出席していただいた皆様の企業が永続的に発展するよう私がお力添えできたら幸いです。