今日は、雲南市で雲南市と雲南市消費者問題研究協議会の共催で研修会が開催されました。
私は、その協議会で、「みんなで学ぼう!!成年後見の基礎知識」と題して講演の講師を務めさせていただきました。
今回の研修会では、雲南市の職員の方々、同市地域包括支援センターの職員の方々、同市社会福祉協議会の方々、地域の民生委員の方々など多数のご参加をいただきました。
今回の講演では、成年後見人の心構えや、成年後見人の権限、逆に被後見のなしうる行為、成年後見人の日々の業務の進め方、そして各種法律問題の解説と、法律問題に直面した時の判断基準などをお話させていただきました。法律の専門家ではない方々にお話する内容としては、かなり高度な内容になってしまったかも知れません。
その中で、一番覚えておいていただきたいのが、成年後見人は、他人(被後見人)の財産を預かって管理しているに過ぎないこと、成年後見人個人の財産と他人(被後見人)の財産を明確に区別することが必要であることです。後見人による被後見人の財産の使い込みは、これを理解出来ていないことが原因で起こるものです。今日の私のお話では、この点をご理解いただければ、出席した目的が8割方達成したと思っていただいてよいのではないでしょうか。
写真は岩手山です。
雲南市で成年後見について講演しました