2月22日は、島根県弁護士会主催の「事業再生・企業活力向上セミナー」を松江商工会議所で開催しました!
竹島の日と重なりましたが、それに負けない気合と勢いで勝負しました!
これは、言うまでもなく3月で期限が切れる金融円滑化法終了後の対応に向けたセミナーで、島根県商工会議所連合会、島根県商工会連合会、島根県経営者協会さんの共催で開催し、私は弁護士会の担当者として携わらせていただきました。
参加人数は100人以上を目指そうということで頑張り、119名の方々から参加申し込みをいただき、盛大に開催することが出来ました。
まずは、東京から村松謙一弁護士さんにお越しいただき、「企業の再生は人生の救済」と演題で基調講演をしていただきました。
私のお知らせ欄にも投稿させていただきました通り、昨年10月に村松謙一先生とお近づきになれたこともあって、今回の基調講演をお願いすることができました。
昨年10月の時のことは以下のURLをご覧下さい。
https://www.inoue-haruo.com/info/info_dsp.cgi?mode=0&no=00291
私にとっては、憧れの村松謙一先生に松江に来ていただき本当に嬉しかったです。
先生の出演されたプロフェッショナルの映像をみると、何回みても涙が出てしまいます。
再生スキームも大切ですが、心の部分が本当に大切だと感じております。
経営者の心に寄り添い、良き相談相手として、折れそうになっている経営者の心を救済することが、企業の再建にかかわる者として必要だと思います。 基調講演が終わり、今度はパネルディスカッションでした。
私はコーディネーターを務め、パネラーは村松先生、錦織会計士先生、再生支援協議会の石井プロジェクトマネージャー、商工会連合会の葛西さん、保証協会の山本さんの5名の方々に務めていただきました。
1時間30分足らずの短い時間でしたが、本当に興味深い話を聴け、会場の方々も話に聴き入っているのがよくわかりました。あと1時間やってもいいと思うくらいでした。
また、私はコーディネーター役でしたが、パネリストが6人いるんじゃないかと思うくらい自分でもしゃべってしまいました。そのあたりは反省点です。ただ、自分の普段思っていることや経験したことをこういう機会にぶつけて議論することは本当に大切ですし、私が少々しゃべり過ぎても、おそらく?会場の方々は興味深く聴いていただいたと思いますので、こういうのもありかなと思いました。 今回のシンポジウムは、午後1時から5時と長丁場でしたが、来ていただいた方々に4時間もお付き合いいただいただけの甲斐がある内容だったと自分なりには思います。それだけ充実した内容だと自負しております。
私自身も、これまで以上に、事業再生・企業再建のために尽力していこうと決意を再確認しました。
こうしてみると、企業の再建のためには、弁護士は経営者の気持ち、心が分からないと務まりません。そういう意味では、弁護士も、経営者として、自分の事務所の経営に本気で取り組んで、そこで産みの苦しみを味わって、初めて経営者に寄り添うことができるのではないかと思っております。
自分でいうのも何ですが、私自身は、本気で命がけで自分の事務所を経営しています。
社長である「井上晴夫」のブランド力を高め、商品力を高めるためには私だけではなく勤務弁護士や事務スタッフのスキルを高めないといけませんし、営業も工夫してやらないといけません。
そして、事務所の職員全員のベクトルを合わせてパートナーシップ経営をするためには、経営の心、我が事務所の理念・フィロソフィーを浸透させることが必要で、そのことに本気で取り組んでおります。
スキルも大切ですが、その前に心です。頭のいい人は世の中にいくらでもいますが、心を伴った方というとそうはいません。
うちの事務所では、心の教育というのを重視しています。真心であり、誠意であり、誠実さを伴った仕事をして、初めて依頼者を助けることができるのです。
そして、こういうからには私自身が心を耕し、清らかな心でいないといけません。
にもかかわらず、私は利己心の塊です。99.9%が利己で、利他の心は0.1%しかありません。
「お客様に喜んでもらう仕事をしよう、お客様を幸せにしよう」と毎日のように職員には唱えていますので、私自身がそれを実践できるよう、利他の心を10%、せめて20%にでもできるよう毎日人間修行をしていこうと思っております。
皆様が少しでも笑顔になっていただけるよう、幸せを振りまけるよう、我が事務所は利他の心で皆様をお迎えできるよう、日々切磋琢磨してまいりますので、どうぞ我が事務所にお越し下さい。
懇親会終了後に、村松先生と写真を撮っていただきました。