交通事故に遭って…

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みなさん、今年の夏休みはいかがお過ごしだったでしょうか。

実は私は、この夏、約1ヶ月の間に二度も交通事故に遭ってしまいました(涙)…

どちらも私が運転中のもらい事故でした。

 一度目は、職員を連れて遠方への出張からの帰りでようやく松江市内に帰ったところでした。左の路地から、突然タクシーが結構なスピードでぶつかってきたのです。安全性を重視した車だったためか、乗車していた人間には別段の怪我はなく済みました。

 二度目は、夏休みも終わろうとしていた日の夕方、豪雨の日でした。事故で入院していた私の愛車が帰ってきて僅か10日程度の時です。渋滞で停車していたところ、突然後ろから衝突されたのです。ぶつかってきた車はボロボロで、私の車も、外見はさほどではありませんでしたが、結構な修理が必要な状態で、愛車の乗り換えを余儀なくされました。そして、突然の後ろからの不意打ちだったこともあり、私は軽いムチ打ちの状態になり、現在も治療を続けております。
  
 私は、自慢じゃありませんが、島根県警から10年間無事故無違反の「優良運転者表彰」を受けていて、交通事故とは無縁だと思っておりました。
 しかし、何気ないちょっとしたことで事故に遭ってしまい、しかも1ヶ月に2度も遭ってしまい、「交通事故はいつ誰に起こるのか分からない。いつでも被害者にでも加害者にでもなる」ということを実感しております。

交通事故の被害に遭われて弁護士に相談にお見えになる方の中には、感情的になられる方がおられますが、私も被害者になってみてその気持ちがよく分かりました。

私にぶつかってきたタクシー会社の余りにも無神経な言動、私の弁護士業務や日常生活が乱されたことに対する配慮を欠く保険会社の対応、事故処理という自分の都合ばかり優先する警察の対応など、私の心をズタズタにすることばかりでした。

 今でも保険会社などから各種問い合わせがあると、忌々しい事故を思いだされて、私の心が沸点に達しそうになります。  

 また、車のことや治療のことなど各種示談は自分で進めてきましたが、こんな時は、「やはり弁護士がついていてくれたらなぁ~」と感じました。

 相手方保険会社とのやりとりには、煩雑かつ専門的なものが必要とされ、被害者として心が乱された状態の方が対応するにはあまりにも荷が重いですし、また、自分の権利を守るためには、専門家の助言が必要となるからです。
 私自身も、自分の心の乱れ具合からして、弁護士費用保険を利用して示談を他の弁護士に任せようと考えたこともありました。
 「被害者の立場に立って、親身に相談に乗ってくれる弁護士」の存在がいかに大切か感じましたし、私も日々の業務でそのような被害者の気持ちを忘れないようにしようと思った次第です。

我が事務所では、これまで以上に交通事故の業務に力を入れていきたいと思います!

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 2度目の事故の後、自分の乱れた心を鎮めるためと、自分の体のお祓いのために佐太神社に祈願に行ってまいりました。

 じっと目をつむり、心を安静にしていると、それまであった憎しみや怒りの感情が消えていって、むしろ、このような災難にあっても今現在自分が生かされていることに対する感謝の念が湧き上がってきました。
そして、自分自身、そして家族、自分とかかわる全ての人々の幸せを願う気持ちが湧いてきました。自分がこうして生かされているのは周りの人々のお陰なのだから、自分は自分とかかわる全ての人々を幸せにできるように生きていこうと思いました。

やはり、人間は心の持ちようでいかようにでもなることを感じております。

交通事故に遭って…