企業活動にとって、従業員の働きは大変重要な要素を占めております。いわば、従業員は企業にとっての宝です。そのような従業員に生産的な仕事をしてもらうために、職場環境を整えることは大変重要なことです。中でも、就業規則の作成、変更など従業員の労働条件に関することは大変神経を使います。
それに、職場内でのトラブル(いじめ、パワハラ、セクハラなどの人格権侵害、競業避止義務違反、守秘義務違反、従業員の仕事上のミスにより生じた損害の処理、パソコンの私的利用など)を迅速かつ適法に処理することは職場環境を整え、ひいては従業員の会社に対する信頼を高め、生産性を高めることにつながります。
また、時には、大切にしてきた従業員に会社を退職してもらわざるを得ない事態に追い込まれることもあるかも知れません。解雇という手段を用いた場合のみならず、退職勧奨を通じた合意退職という形式を採った場合ですら、訴訟や労働審判に持ち込まれることがあります。企業としてそのようなリスクを出来るだけ回避していくためには、従業員の退職にあたり法律的にどのような点に注意すればいいでしょうか。
さらに、近時増えている非正規雇用労働者の問題、メンタルヘルスを害した従業員の休職や退職に絡む法律問題など、労務問題は挙げればきりがありません。
そのような労働問題について、当法律事務所では、総合的なコンサルティングをしておりますので、ご相談下さい。
<所属団体>
(井上弁護士分)
経営法曹会議会員(使用者側の労働事件を扱う弁護士の団体)
<井上弁護士の寄稿を通じた具体的事例>
松江商工会議所機関紙「しょほう」執筆記事
第1シリーズ:弁護士がレクチャーする! 知って得する法律知識
- 【第1回】競業避止義務 / 2010年4月 (PDFファイル)
- 【第2回】仕事上のミスを理由とする従業員に対する損害賠償請求 / 2010年5月 (PDFファイル)
- 【第3回】パソコンの私的利用 / 2010年6月 (PDFファイル)
- 【第6回】従業員の起こした交通事故 / 2010年9月 (PDFファイル)